SLOW JAMのスタッフ北中です。
これまでのご紹介どおり
真鍮アクセサリー“umiro”(ウミイロ)を
このたびSLOWJAMで取り扱うことになりました。
SLOWJAMのお客さんはもちろん、
私たちもまだまだ知らないことも多いので、
「真鍮(しんちゅう)って?」「どんなひとが作っているの?」という疑問をはじめ
作り手の思いまでを作家・岡本みなみさんへインタビューという形をとり
今回お願いしてみました。
岡本みなみさん(24才)は現在京都を中心に活動中の若手作家さん。
なんと私と同い年。
とてもしっかりしてすごいなぁ。というのが最初の印象でした。
どこか儚い雰囲気が漂うアクセサリー。
そこに込められた感情の源は何なのか。
ゴールデンウィークの午前中、近くのカフェにてお話を伺いました。
▼前回までの記事はこちら
-海がめっちゃすきだったから「うみ」をつけたいなあと思って。
北中 「...それでは、はじめますね。
さっそくですがブランド名のumiro(ウミイロ)の由来を教えてください。」
岡本 「地元が福井で家の近くに海があったのでよく行っていて...。」
北中 「そうなんですね。」
岡本 「とにかく海がめちゃくちゃ好きなので“うみ”と言う言葉は使いたいなあと思ったんです。」
北中 「なるほど。」
岡本 「あとはいろんな感情をイメージして作りたくていろんな意味で“いろ”という言葉を足しました。」
-感情を宿したアクセサリー
北中 「umiroさんの作品には一つ一つ名前や詩がつけられているんですよね。」
岡本 「そうなんです。私生活で感じた事、主に風景、音楽、恋愛、社会へのフラストレーションなどからインスピレーションを受け、アクセサリーを自らの手で生み出し、自分を表現する場としてumiroを作り出しました。」
」
北中 「すごい素敵だと思います!ブランドコンセプトに[感情を宿したアクセサリー]と書かれてありましたもんね。言葉が浮かんでから製作されるんですか?」
岡本 「結構バラバラですね、作ってから言葉をつける事もあるし...その時の自分の感情次第というか(笑)」
北中 「そうなんですか!」
岡本 「はい、誰かと話したり色んな土地の風景からのインスピレーションによって言葉を見つけたり、あとは作ってる途中で名前が浮かんできたりします。」
北中 「いつもテーマを決めて考えるわけではないんですね。」
岡本 「もう本当に感覚でやってますね(笑)」
北中 「すごい!」
-つくることとの出会い。
北中 「アクセサリーを作るようになったきっかけは何だったんですか?」
岡本 「たまたまビーズ屋さんでアクセサリー作りを体験するコーナーがあってやってみた
らはまったんです。」
北中 「そうだったんですか!もし体験してなかったら...。」
岡本 「そうですね、それがなかったら作ってなかったかもしれません。」
北中 「それが出会いだったんですね...!その時に作ったのが真鍮アクセサリーだったんですか?」
岡本 「いや、その時はビーズのアクセサリーでした。その後も樹脂やレジンで製作をしていて真鍮に手を出したのはまだ一年前とかなんです。」
北中 「えっ結構最近だったんですね!」
-自分の作品を身に着けてくれているのを見るとうれしくて
北中 「グラフィックの専門学校に通われていたんですよね、じゃあアクセサリー作りは完全に独学で...?」
岡本 「はい、独学ですね。」
北中 「すごいですね〜学生の頃から趣味でずっと作られてたんですか?」
岡本 「そうなんです。最初は趣味だったんですけど友達の企画したイベントに出品するようになってからは自分の作品を身に着けてくれているのを見ると嬉しくて商売でやってみようかなあと思ったんです。」
北中 「実際に身に着けてくれてるとやっぱり印象も違うし嬉しいですよね。」
→Vo,2へ続く